
不動産に潜む魔物
親しい人からの依頼。

対象地の土地面積は狭小で、車の侵入ができない土地。
建物を解体するにも隣地の土地を借りないと足場が建てられないほどの狭小地。
私の見立てでは、隣地の方以外での売却は難しく、無料でも引き取ってもらった方が良いと思う土地。
相談者にそんな話をして、相談者から依頼者にそんな話をしたけれど、値段が付く土地だと思っているよう。
ごもっともだとは思います。
不動産営業マンなら、こんな経験は一度や二度じゃない。
以前にも「相続して不動産を売ればお金が入ってくるもんじゃないのか!」と声を荒げられたこともあります。
不動産売却なんてそう経験する事ではないから、「近所ではいくらで売れた」とか噂話を聞けば「自分の土地も・・・」となります。
隣の土地が1,000万円で売れても自分の土地は売れないなんてことはざらにあります。
こんな時には、説得は試みず「他で聞いてみてください」と。
今回のケースでも私が提案した内容で売却ができても、弊社が頂く報酬は0円です。
いつもお世話になっている親しい人からの依頼だったから、完全なボランティアで手続きを行う覚悟をしていましたが、残念ながら?!他決?保留?と言う結果に。
群馬県内で車の侵入ができない土地は、高崎駅徒歩圏内の物件くらいしか値段が付かない。
冷静に考えればわかりそうだけど、不動産売却=お金になる の図式が頭を過るのでしょう。
まあ、私の見立てが正しい訳ではないから、偉そうなことは言えないですが、「高く売れると良いですね」と誰からも嫌われなさそうで、嫌みともとれる言葉で終わります。

