たまには不動産の事も・・・
住宅を購入するのにいくら「自己資金は入れれば良い?」とお話しを伺います。
自己資金0円でも住宅ローンを組む方はいらっしゃいますし、自己資金1,000万円入れる方もいらしゃいます。
正解はないので人それぞれ・・・が答えなのでしょうがそれではつまらないので、私見を。
物件にもよりますが、基本自己資金0円で住宅購入は出来ないです。
先ほど、「0円で」と書いたのは、契約時手付金30万円を自己資金で出して、住宅ローンに手付金分も含めて借りると言う意味。(自己資金30万円は一例です)
住宅ローンが実行されるまで自己資金で30万円立て替えておくようなイメージ?で伝わりますかね?
住宅ローンで比較する点は大きく3点。
・金利
・保証料
・付帯する保険
この3点から自己資金いくらが適正か考えます。
住宅ローンの審査は銀行のスコアリングなるもので、借りる方の属性でスコアが決まります。
某金融機関だとA~Gまであるとか。
仮に3,000万円借り入れの場合スコアリングAの人は保証料30万円 Cの人は60万円 Fの人は90万円 Gの人は借り入れ不可 とその人の信用により保証料が決まります。
イメージしやすいところで、
勤続年数が短い、年収が低い、勤め先の会社の規模が小さい、自己資金が少ないと信用が低くスコアリングが悪くなる。
世帯人数にも左右されるし、年齢にも左右されます。
扶養家族数が3人を超えるとスコアは悪くなる。
かと言って単身者も悪くなる。
扶養家族1人から2人が良いとか。
年齢も若すぎるとスコアが悪くなり、年を取り過ぎていてもスコアが悪くなる。
俗にいう「年収の5~7倍借りられる」は本当にざっくりした話で、現実はかなり細かい。
私のような零細企業経営者や個人事業主はスコアが悪い。
スコアの悪い分を年収や自己資金でカバーする感じですね。
で、タイトルの自己資金ですが、住宅ローン控除のシュミレーションが必要で所得控除がいくらあるか調べる必要があります。
基本は住宅ローン控除が受けられる範囲で借入金額を設定したい。
それと、住宅ローンの事前審査を出すと金融機関によってはあと自己資金を〇〇万円追加するとランクが上がって保証料が安くなりますよとアドバイスを頂ける事もあります。
10万円自己資金追加すると、保証料が半分になるなんてこともある。
このアドバイスは不動産業者と金融機関の担当が密でないと教えて頂けなく、金融機関に横柄な態度を取っている不動産業者には開示されない可能性があります。
金融機関の担当者も人間ですので、嫌な人には余計なアドバイスはしない。
後は付帯する保険でも検討が必要です。
良くあるのが50歳の方が住宅ローンを組む場合、自己資金を1,000万円入れて定年までの期間15年で組む。
悪くはないですが、15年の返済期間を終えて死亡や高度障害に見舞われた場合、住宅ローンの保険は意味をなさない。完済しているから。
返済期間を仮に25年で組んでいた場合、団体信用生命保険で残債は返済され、お手元の自己資金も手元に残る。
当然借入期間が長くなった分利息の支払いは多くなります。
ただ、住宅ローン控除のメリットは最大限生かせます。
だらだら書きすぎてよくわからなくなりましたが、要は様々な観点から自己資金額は決めないとダメだと言うことで、一般の方だとネットやYouTubeでの勉強では限界があります。
なので、住宅ローンの仕組みを良く理解している不動産業者や住宅メーカーや金融機関に話を聞くのが良い。
かと言って、相談相手が良く分かっていない場合もあるので、複数社からお話を聞くことをお勧めします。
複数社の中の一社に弊社も入れて頂ければ幸いです。
弊社で購入しなくてもかまわないので・・・
弊社では新築建売住宅をご購入のお客様に10万円分のオプション工事をサービスしており、契約前に近隣の素行調査やお引渡し前の清掃や購入後に様々なご相談に対応しています。
先日は「エコキュートの訪問販売業者がきて契約しようと思うのですが?」とお問合せがありました。
内容は「エコキュートを特別価格の100万円で設置できます!シュミレーションするとこれだけお得です。壊れた時もガス給湯器は40万円位かかりますが、エコキュートだと15万円位で交換できます。」
知っている人はツッコミどころ満載の内容ですが、不動産建設業に携わらない人は見当がつかない。
よそ様の商売の邪魔をするつもりもないですが、相談を受けたので「弊社ではガス給湯器15万円程度で入れられるし、エコキュートは15万円で入らないですよ。」と
そんな些細な一幕ですが、本来の仕事はこんな些細な出来事。
他不動産業者でも値引きやサービスがある会社さんもあると聞いていますが、値引きやサービスにつられてトータルのコストが高くこともあります。
長くなりました。
この辺で終わります。
最後まで読んで頂いた方、貴重なお時間をありがとうございました。
私が書くブログも疑いの目で見て頂ければ幸いです。