
あんな決済こんな決済。
ここで言う決済とは、不動産取引で買主から売主に売買金額を払い、不動産の名義が売主から買主に変わること。

Twitterで「あんな決済、こんな決済」と話題になっていました。
何十億円の決済の日に売主が来なかったとか・・・
私の拙い経験でも肝を冷やした事があります。
決済の日に買主様が来ない。
銀行も準備万端、取引に立ち会う司法書士も準備万端、売主様も準備万端、私も準備万端だが買主様は来ない。
何度も買主様の携帯をかけても不通。
当時私は会社員だったので、上司にすぐに電話をかけて事情を伝えると、上司はすぐさまお客様のお宅へ訪問。
お客様は玄関から出てきて、「今日は行けませんと・・・」
理由は夫婦喧嘩でした。
あらためて別日で段取りをしましたが、お客様のご実家で不幸があり、また別日で取引する日時を設定。
そして取引前日にお客様より、お電話が・・・
「相談したいことがあるのでお店に伺いたい」と
嫌な予感しかしない。
案の定、取引を辞めたいと・・・
ご夫婦の間でのいざこざがが解消できず今不動産を買うことはできない。
ここまでお話が進んでからの解約だと違約金がかかります。
お客様には百数十万円の違約金をお支払い頂き解約になりました。
この件は新築建売住宅のお取引だったので、その後住宅メーカーの親しい人から、「決済をすっ飛ばした杉山さんですね」と言われる始末。
後にも先にも不動産売買契約で決済に至らなかったのはこの一件だけです。
お陰様で毎回、決済の日が怖いです。
人ひとり、印鑑一個、必要書類一枚、欠けると取引ができなくなります。
自分のミスは絶対に避けなければならなず、人のミスも起きないように確認しなければならない。
本来ならば、不動産業者としても報酬を頂ける日なので、嬉しい日なんですがね。
不動産営業をしている人なら、皆さん似た通ったかの経験をしています。
よく聞く話で「不動産営業とエンジニアは相性が悪い」
システムの世界の人には、決済当日に売主が来ない事など考えもしないだろうと。
不動産業者とすると、「決済当日に売主が来なくてさ」との話になれば、「そんな事もたまにはあるだろう」と皆思います。
高額商品を散り扱っているくせにいい加減な不動産業界。
こんなに面白い仕事が他にあるだろうか・・・

