
不動産買取り業者の意義。
不動産を売却しようと思うと、大きく分けて2パターンあります。

①不動産業者に仲介を依頼して、買主を見つけてもらう。
②不動産業者に不動産を買い取ってもらう。
高い金額で売りたいと思うのであれば、仲介を依頼した方が高値で売れますが、販売金額によっては売れるまでに時間が掛かります。
より早く売却したいのであれば、買取りしてもらった方が格段に早く売却できますし、面倒な事は少ないです。
普通の感覚だと、多少時間をかけても高い値で売りたい人が多いと思いますが、不動産業者に買取りの依頼をする方は結構いらっしゃいます。
理由は様々ですが、何十年も手を入れていない不動産を売却しようと思うと、多少のお金をかけないと、売却は難しくなります。
例えば中古住宅。
築50年ともなれば、大抵は解体更地渡しになります。
当然「建物解体は買主負担」「契約後に解体更地渡し」として販売に出す事も出来ますが、それなりに良い立地の物件、希少性のある物件でないと中々売れません。
築50年の古屋がある土地に、新築住宅を建てるイメージを一般の人が持つことは中々困難で、住宅メーカーにプランを配置してもらう際にも、測量図があった方が正確な配置もできます。
そうなると、売主が測量費用30万円、建物解体工事120万円 合計150万円の出費が売れるかどうか分からない不動産に投資をすることが必要になります。
※金額は土地60坪、建物30坪程度の例・・・
「不動産の売却をするのに150万円先出しになります。」
と積極的に不動産業者から話は出来ません。
同じようにまだ使える建物の場合でも「リフォームに500万円掛かります」とも言えません。
詐欺だと思われますよね。
そうなると、商品として中途半端な売り物件となり、いつまで経っても売れず、売却価格を下げに下げてやっと売れるような状態になります。
不動産業者の買取りの場合「安く買い叩かれた」と思う方もいるとは思いますが、実際には何百万円と先行投資をして売れるか売れないか分からない不動産を買い取るわけです。
中古住宅の買取りで有名な「カチタス」の買取り査定は中々シビアな金額提示を受けますが、キッチリ商品を仕上げて再販売します。
彼らはプロフェッショナル。
築50年の中古住宅も果敢に買取りします。
普通は販売後の建物の不具合を懸念して普通の不動産業者では買取りできない物件も彼らは仕入れます。
弊社でも不動産の買取りを年に数件行いますが、大抵の場合は先行投資が必要で一般の方ではどうにもならない物件。
「買った後どうしようか」と思いながら・・・
人口減から今後不動産市況は良い物件、悪い物件の二極化が進み、条件の悪い物件はただでも売れない時代はすぐそこまで来ています。
現にバブルの時に活況だった別荘地は目も当てられない状態に・・・
余程良い立地の不動産以外で使う予定がなければ早期に売却をお勧めします。
大事に持っていても良い事は無い気がします。

