
管理料は捨て銭なのか?
「管理料は捨て銭」と謳っている不動産広告を見ました。

人それぞれ考え方はあるので、否定するつもりはありません。
ただ、賃貸管理業を真面目に行っている会社はきっと頭に来るはずです。
管理料の相場は集金賃料の5%。
8世帯のアパートで一部屋50,000円×7室入居していると、350,000円×5%で17,500円が毎月掛かります。
で行う業務は、広告募集、入居案内、契約、引き渡し、入居後のクレームの対応、集金送金業務、退去立会い、精算、入居準備とざっと書きましたが、まだまだあります。
まともに管理業を行おうと思うと、事務スタッフ、メンテナンススタッフ、営業スタッフと携わる業務が多いので、雇用も多くなり人件費がかさみます。
管理業は薄利多売の仕事。
なので管理業者は管理料以外に火災保険や、浄水器やら、自社保証やら、24時間駆け付けサービスやら、除菌消臭やら、追加オプションの獲得を狙ってきます。
でないと利益がでないから。
実際私も賃貸管理会社に6年超務めていて、実態は良く分かっているつもりで、なかなかしんどい仕事です。
弊社も管理業を行っていますが、お付き合いのあるオーナー様数人と自社物件のほんの数件。
実際に自社で十世帯を超えるアパートを購入したとしたら、自社では管理せず、管理料5%を払って管理会社に管理してもらいます。
管理会社に管理を依頼するメリットをそれ以外にもあり、責任の所在がはっきりします。
入居募集だけ、不動産業者数社に依頼するオーナーもおりますが、不良入居者が入った場合にしっかり対応しない不動産業者が出てきます。
そもそも、仲介だけ依頼しているのだから、不良入居者の対応はオーナーが直接行うものです。
賃貸管理と言う概念がなかった頃から、大家業をしている人は、管理料も払っていないのにクレーム対応を仲介業者が行うのが当たり前だと思っている人も多いです。
昔はそれが当たり前でしたが今では浦島太郎状態です。
私が賃貸管理会社に勤めていたのが8年ほど前。
現在の賃貸管理業はより大変になっている気がします。
自分の権利を主張する人が増えましたね。
それでも管理料は捨て銭と言えるのかい?
と否定はしないと言っておきながら全否定をして終わります。

